2011年2月21日月曜日

プロヴァンス地方(殴り書き)

アヴィニョン→城塞が見事なまでに残ってて素敵な街。ちょっとシエナを思い出す、中世の街並み~という感じの落ち着いたところ。フランスの良い景色って、やっぱこういうちょっと中世の田舎町の方がいいよね。パリがフランスの顔であることは間違いないけど、こういう場所もあるんだぜってことは旅行者に伝えたいところ。

Pont du gard→セゴビアの水道橋と比べるとよりシンプルで剛健なイメージ。素朴だけどすごい力強い水道橋だった。周りの河川の景色もすごい綺麗だし、なんとも癒される。ピクニックとか散歩がもってこいの場所だった。あんな橋2000年前に作っちゃうとか凄いとしか言いようがない。しかも、ここまで残ってるんだから。アーチと石とローマ人に感激した。

オランジュ→古代劇場って今までも色んな所で見てきたけど、こんなに残ってる闘技場は初めて見た。そもそも、劇場の形を今まで誤解してたことがこれみて良くわかった。イタリア行った時はまだ古代イタリア史についての知識ゼロだったけど、ローマ人の物語読んでからこうやって、劇場の壁の上に掲げられたアウグストゥヌスの像とか見ると感慨深いものがある。紀元前50年とか…。
それ以前の時代は劇するにしても木製の劇場だったってのもおもしろい情報だったな―。
ポンペイウスやらカエサルやらマリウスやら、2000年前の歴史がちゃんと形に残ってるって、なんかいいよね。


これからアルルとマルセイユへ。
プロヴァンス地方はパリに比べてのんびりしてるし太陽暖かいし、心休まる。

2011年2月3日木曜日

つぶやき種まき。もうちょっと発展させたい

パリって都市は京都と似た感じなのかな―。中心には伝統と歴史と文化が詰まっていて、でも周りはどんどん発展しようとしてその矢面に立たされながら、周縁 道路という城壁で、必死に高層化を防いでいるかのような。この城壁は結構難攻不落で、今は周りを固められているけど、がつんと落とされる気配はない。それでいながら、ロンドンを叩き落としてEUの覇者になろうとしている。
きっとパリが落城して、垂直方向にがーってなればロンドンも越えられる気がなんとなくするんだけど、それしたらもうパリはパリとしておしまいだな―とも思う。ただ、京都はメトロポリタンじゃないんだよな。パリは京都の構造持ちながら東京になろうとしてるイメージ。
でも、京都がああいられて、さらに中心を守ろうとしてなんとかやれてるのは、東京がいるからなんだよな。 前線がいるからこそ守れてるかのような。
で、そんなパリが目指してる東京は自分達の中心部にパリみたいな世界をどこか求めてるんだよな。相思相愛、いやすれ違いか。でも、パリは東京にはなれない 気がする。パリの郊外ネットワークは風に吹かれて消えちゃいそう。東京郊外のネットワークって、昔はどれくらいの頻度、密度で結ばれてたんだろう。
そして、東京は今後どういう姿を目指すんだろう。東京2050の資料もらうか。