ヌテラ。
フランスに一定期間いて、ヌテラを知らない人がいたら、ペテンか、よっぽど外に出ないで引きこもって他者との交流を避けていたに違いない。
それくらい、ポピュラーなヌテラ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%83%86%E3%83%A9
それは、イタリアのフェレッロっていう会社が生産しているへーゼルナッツ系のチョコクリーム。フランス人が好きすぎて3年前までフランスの製品だと勘違いするくらい、絶大な人気を誇るアイテムである。
フランス人は、ヌテラが本当に大好きだ。
いや、もう信じられないくらい。たまに、アホみたいな大きさの瓶が売ってたりする。
ヌテラを塗りたくってる時の子供は良い顔している。
パンに塗る時は食パンの表面が見えなくなるくらいヌテラを塗るし、クレープ屋でもチョコクレープと並列してヌテラクレープがある。
あの白いラベルに赤い文字は本当に無視できない存在なのだ。
最近は日本でも輸入食料品店で見かけるけど、昔はそこまででもなかった。
3年前にイタリア旅行してる時は某メンバーで何故ヌテラが日本には輸入されないのか真剣に議論をしたほどである。
まぁ、そんなヌテラについてのちょっと面白い、そして割とどうでもいい情報を授業で教えてもらったのでここでちょっと公開。
なんともまぁ限られた人にしか役に立たない、いや限られた人にとっても役にはたたない情報か。
ソースはフェレッロのロジスティックのコンサルやった人である。
で、今回聞いて、驚いたこと。
①ヌテラ最大の工場はRouenにあるということ。毎日とんでもない量のヌテラがノルマンディーで生産されて、そこからフランス各地に運ばれていく。
ちなみに、フランスのヌテラ工場はフランスには一つしかなくて、ここからフランス内の4つの倉庫を使いながらベルギーやフランス各地に輸送していく。
ルーアンに近いルアーブルというフランス最大港には一日3,4回へーゼルナッツを詰んだコンテナがやってくるそうな…。おそろしや。
そう、これで、ルーアンは、ジャンヌダルク処刑の地、モネの連作大聖堂がある地に加えて世界で一番ヌテラを生産する場所という新たな称号を得たわけだ。
②他者には真似できない味
ヌテラの模造品ってのは酷い味らしい(その場にいたフランス人の友達、及びその先生曰く)。コカコーラやケンタッキーみたいに、特許は出さずに徹底的な情報管理からその配合を秘密にしているのではないらしい(ていうか、上記二つはこれであってるよね?)。
というよりは、ヌテラの場合はヌテラに使う種類のある特定のへーゼルナッツについては、ほぼ全てフェレッロ社が買い占めているんだそうだ。独占による他者の模倣の阻止。
まぁこの独占によって、ヌテラという単語はフランス内で絶対的な地位を保っているわけだ。コカコーラに対するペプシみたいな存在も聞いたことがない。
②フランス人のチョコ消費量は北部が多い
これは、ケーススタディで見てたものなんだけど、フランスにおける二大チョコ生産時期(クリスマスとイースター)のデータを見ていると、フランス人は北部(パリ、リールなど)でのチョコ消費量が圧倒的に多いらしい。後はマルセイユ、ニース、ボルドーなどで他の都市はそこまででもないそうな。地域によってヌテラの売り上げも結構違うみたい。やっぱ寒いからなんだろうか…?
データで、君等はチョコ好きすぎって、示されるのってちょっと恥ずかしい。
というわけで、とある種のへーゼルナッツの絶対的覇者フェレッロは、ルーアンというエンジンを起点にチョコが大好きな北部フランス人にヌテラを全力でばらまいている、というお話。
多分、3人くらいにはツボだったんだと思うんだ。
フランスに一定期間いて、ヌテラを知らない人がいたら、ペテンか、よっぽど外に出ないで引きこもって他者との交流を避けていたに違いない。
それくらい、ポピュラーなヌテラ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8C%E3%83%86%E3%83%A9
それは、イタリアのフェレッロっていう会社が生産しているへーゼルナッツ系のチョコクリーム。フランス人が好きすぎて3年前までフランスの製品だと勘違いするくらい、絶大な人気を誇るアイテムである。
フランス人は、ヌテラが本当に大好きだ。
いや、もう信じられないくらい。たまに、アホみたいな大きさの瓶が売ってたりする。
ヌテラを塗りたくってる時の子供は良い顔している。
パンに塗る時は食パンの表面が見えなくなるくらいヌテラを塗るし、クレープ屋でもチョコクレープと並列してヌテラクレープがある。
あの白いラベルに赤い文字は本当に無視できない存在なのだ。
最近は日本でも輸入食料品店で見かけるけど、昔はそこまででもなかった。
3年前にイタリア旅行してる時は某メンバーで何故ヌテラが日本には輸入されないのか真剣に議論をしたほどである。
まぁ、そんなヌテラについてのちょっと面白い、そして割とどうでもいい情報を授業で教えてもらったのでここでちょっと公開。
なんともまぁ限られた人にしか役に立たない、いや限られた人にとっても役にはたたない情報か。
ソースはフェレッロのロジスティックのコンサルやった人である。
で、今回聞いて、驚いたこと。
①ヌテラ最大の工場はRouenにあるということ。毎日とんでもない量のヌテラがノルマンディーで生産されて、そこからフランス各地に運ばれていく。
ちなみに、フランスのヌテラ工場はフランスには一つしかなくて、ここからフランス内の4つの倉庫を使いながらベルギーやフランス各地に輸送していく。
ルーアンに近いルアーブルというフランス最大港には一日3,4回へーゼルナッツを詰んだコンテナがやってくるそうな…。おそろしや。
そう、これで、ルーアンは、ジャンヌダルク処刑の地、モネの連作大聖堂がある地に加えて世界で一番ヌテラを生産する場所という新たな称号を得たわけだ。
②他者には真似できない味
ヌテラの模造品ってのは酷い味らしい(その場にいたフランス人の友達、及びその先生曰く)。コカコーラやケンタッキーみたいに、特許は出さずに徹底的な情報管理からその配合を秘密にしているのではないらしい(ていうか、上記二つはこれであってるよね?)。
というよりは、ヌテラの場合はヌテラに使う種類のある特定のへーゼルナッツについては、ほぼ全てフェレッロ社が買い占めているんだそうだ。独占による他者の模倣の阻止。
まぁこの独占によって、ヌテラという単語はフランス内で絶対的な地位を保っているわけだ。コカコーラに対するペプシみたいな存在も聞いたことがない。
②フランス人のチョコ消費量は北部が多い
これは、ケーススタディで見てたものなんだけど、フランスにおける二大チョコ生産時期(クリスマスとイースター)のデータを見ていると、フランス人は北部(パリ、リールなど)でのチョコ消費量が圧倒的に多いらしい。後はマルセイユ、ニース、ボルドーなどで他の都市はそこまででもないそうな。地域によってヌテラの売り上げも結構違うみたい。やっぱ寒いからなんだろうか…?
データで、君等はチョコ好きすぎって、示されるのってちょっと恥ずかしい。
というわけで、とある種のへーゼルナッツの絶対的覇者フェレッロは、ルーアンというエンジンを起点にチョコが大好きな北部フランス人にヌテラを全力でばらまいている、というお話。
多分、3人くらいにはツボだったんだと思うんだ。