2011年4月11日月曜日

Parce que c'est joli.

フランス語ってのは憎らしいが愛くるしい。むかつく点は沢山あるんだがでも憎めない。

一番むかつくのはキーボード配置。これは許せん。
世界中の殆どの国が
qwer 
asdf
のはずなのにフランスだけは
azer
 qsdf
なのだ。何回押し間違えたことか。何度間違えてctrl+ZをCtrl+Wにしてファイル保存せずに閉じちゃったか。
お前ら、独自路線は良いからその配置どうにかしろや!と留学生仲間で一度はする共通ネタだと思う。


我はフランス。独自の道をいくのだよ!というフランス語。
あくまで”フランス語”を貫くことが多い。英語の単語が流行ってもフランス語はストッパーのごとく自分達の言葉をちゃんと使うそんなイメージ。
カタカナという見事な輸入マシーンがいる日本とは大きな違いだ。

そんなフランス語の中で、昔は英語と同じ単語構造だったのに、19世紀かなんかに変化してしまったものがいくつかある。そいつらはsが消えて代わりに帽子をかぶった。
例えば、
forest⇒ forêt
chasteau ⇒château
isle ⇒île
みたいな感じ。
まぁ、その理由は定かじゃないんだけど、まぁ初めて聞いた時はそんなことしなくていいから。ややこしいから!と思ったわけで。

ただ、つい先日別のフラ語の先生が上記の話(この時はもう知ってた)をした後で、
じゃあâgeみたいに元はageで発音も変わってないのに帽子がくっついてる単語はなんででしょう?と問いかけた後、彼は言った。

Parce que c'est joli
と。
日本語で言うなら、”だって、美しいからさ。”

これを聞いて思わずみんな笑ってしまった。

ウソかホントかわからない。でも、ホントな気もする。フランス語だから、全然あり得る。
美しいからさってのが勝手に帽子つける理由だなんて、滅茶苦茶だ。

だけどこういう所、この国の素敵なエスプリだなぁと思う。
憎たらしいけど憎み切れない。愛らしい言語だなぁとすごい感じた瞬間。

 

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